気象予報士

天気を予測する

気象予報士の仕事は天気を予測することであり、
過去のデータなどを基にして今後の天候を予測します。

天候ではその日晴れるか雨になるかだけではなく、
気温や降水確率なども予想する必要があります。

天候は一般の人の生活に役に立つばかりではなく、
農家やレジャー施設や漁師など多くの仕事をする人にも役立つ、とても重要な仕事です。

気象予報士としては、いくつか働く場所があります。
テレビ局やラジオ局で働く気象予報士は、
ニュースの時間までに気象予報を行い台本を作らなければなりません。

そしてそのニュースが終われば次の天気ニュースまで台本を作るという繰り返しなの、
この業界の気象予報士はハードです。

民間企業で働く気象予報士もおり、
この場合はどこかの企業の依頼によって、
その日とその場所の気象予報を行います。

これは、イベントなどを行う企業がよく利用します。

また作物などを輸入する商社や先物取引会社なども、
気象予報士を利用して、作物がいつ一番よく育つかを予想したりします。

テレビのお天気お姉さんも天気を予想しますが、
これは気象情報を伝えるだけの人のことであり、国家資格はありません。

それに対し気象予報士は国家資格であり、
実際に気象予報をする人の事をいい、
その予想した内容を伝えるのがお天気お姉さんです。

気象予報士になるには

気象予報士になるには、国家資格取得が必要であり、
気象予報士資格に合格する方法が一般的です。

受験資格は制限が無く誰でも受けることが出来、年に2回試験は行われます。

試験は難関であると言われており、
試験の合格率は例年平均で5%前後でありとても難しいです。
2015年には3,000人ほどが受験し、130人合格しました。

試験は必須試験のみならず実技試験もあるために難関となっています。

気象予報士の試験に合格し資格を取得したら、
気象予報士として働く準備は整います。

しかし気象予報士を採用する会社は少ないため、
企業で働くのは難しいです。
他の道として気象庁に入る方法もありますが、
こちらは満20歳までに気象大学校に入学しなければなりません。

この大学の試験の難易度は気象予報士試験よりも難しいと言われています。

どちらで働くにしても天気の予想をしていくこととなりますので、
日々勉強して努力していくことは必要です。

特に天気という不確定要素を予想することは難しく、
現在はスーパーコンピューターを使っても100%予想を当てることは不可能です。

日々天気予想のためのデータも蓄積され、
そのデータも精度が上がり細かい事例までデータ化されており、
そのデータを扱っていくために日々学んで努力していかなければなりません。