調剤薬局事務

調剤薬局事務とは

調剤薬局事務とは、調剤薬局での事務の資格でレセプト作成、
つまり調剤請求事務の仕事を中心に事務作業が主な仕事になります。

国家試験のように年1回しかチャンスがないような試験ではなく、年に6回も行われます。
1月、3月、5月、7月、9月、11月と2ヶ月おきに実施されています。

受験のスタイルですが、試験会場で直接受験するスタイルと在宅での受験を選ぶことができます。
受験の内容ですが、学科が10問マークシート式です。

そして、実技問題が3問あります。これはレセプト作成・点検です。受験料は1回5700円となっています。

調剤事務の試験の範囲ですが、似たような試験としてに医療事務があります。

医療事務の試験にも調剤事務の試験のないようも含まれいているのですが、
調剤事務は医療事務の試験の範囲の中の薬剤の分野のみですので、
試験範囲は医療事務試験と比べると狭いです。

そのため、学習する範囲もせまいので比較的取りやすいとされています。

薬局内の免許となると登録販売者もありますが、
これは試験を受けるには一定期間薬局勤務に従事しなければならない受験要件がありますが、
調剤事務は誰でも受けられる試験になります。

未経験でも平気

はじめての方でも問題ありません。

具体的に、調剤薬局での事務の仕事ですが、
病院で診察を受けてきた人が処方箋をもって薬局に来店してきます。

処方箋を受け取ってレセプトを作成するのが主な仕事になります。

あとは、薬の在庫がなくなって場合は問屋に電話して発注も行います。
緊急の場合は、近隣の調剤薬局に行って買い付けに行くこともありますので、
運転免許も必要とされることがあります。

調剤薬局における処方箋の受付数は年々増加していますので、需要のある仕事ではあります。

仕事の選び方も柔軟で、
午前中だけのパート勤務やフルタイムなど自身の都合で働き方を選ぶことができます。
ただし、これは大手のチェーン展開している調剤薬局の場合です。

個人で調剤薬局を営業されているところは、
病院の近くに併設されていることが多いですが、
基本的には日曜は休みです。

しかし、その病院が日曜日も受診すると決めれば、
調剤薬局も営業しなければなりません。

また、その日の最後患者の診療時間が長ければ、
それが終わるまで調剤薬局も開けておかなければならないなど、
病院の都合に合わせて営業時間は決められるケースが多いです。

この仕事は、
未経験からでも調剤薬局事務を学んだことがなくでもできる仕事ですので、
需要のある仕事になります。