教員免許

先生になるために必要な免許

教員免許は学校で授業を教える教師になるために必要な免許であり、
学校で教師になるには必ず取得しなければなりません。

教員免許を取得する方法は、
一般的な方法として大学で教育関係の単位を取ることです。
そして教育学科のある大学に行く必要があります。

また、大学以外にも通信制大学に行く方法や、
さらには教員資格認定試験を受けて合格するという方法もあります。

教員免許には、1種免許状と2種免許状があります。
違いはいくつかありますが、教育現場ではほとんど差が無く、
どちらの免許でも教師になれます。

教員資格認定試験では2種免許状が取得できます。
大きな違いとして初任給に違いがあり、
2種免許状の方が2万円ほど少ないです。

こうして教員免許を取得した後は、
各都道府県が実施する教員採用試験に合格しなければなりません。

参考 : 小学校の先生になるために

教員採用試験

教員採用試験では1次試験と2次試験があります。

1次試験は、筆記試験となっており、
論文も試験の項目として含まれます。

2次試験では、
個人面接・課題を受験者集団で解決する集団活動・水泳やピアノの実技試験があります。

試験にはいくつか制限があります。
まず年齢制限があり、これは自治体によって違い、
およそ40歳ぐらいまでの人が対象です。

実技も必ず行わなければならず、
ピアノが弾けない泳げないとなると諦めるしかありません。
教師になりたいなら練習しましょう。

試験に去年合格した人、
非常勤講師として働いていた人などは1次試験免除となります。

自治体により免除される条件が違いますので、
試験を受ける自治体で確認する事をお勧めします。

書店で教員採用試験の問題集が売っていますので、
活用しながら試験勉強に励みましょう。

また面接内容も大学の先輩に聞いてみたり、
参考書やインターネットなどで調べ、しっかり対策しましょう。

試験合格後

教員採用試験に合格すると、採用名簿に名前が載ります。

その後、各都道府県が採用したい人数だけこの名簿からピックアップして面接します。
この面接までいけば、よほどの事がない限り採用されるようになっています。
こういった流れで教員免許を取得した後、教師として働くことが出来ます。

最近では学級崩壊や教師の暴力、いじめ問題など学校を取り巻く環境は変化しています。
教師として仕事を始めれば、
授業の内容は自分で考えて組み立てて行っていかなければなりません。

教師と言っても、小学校から中学校に高校とあり、
どこに所属して働くかによっても授業の進め方は違ってきます。
例えば、小中学校なら教師一人が1クラスを担当しますが、
高校だと教師一人が1科目を担当します。

また大学の教授を志望する場合、
教員免許は必要なく、
大学院卒業後に助教の次に准教授になり教授になるという道を進みますが、大変狭き門です。