警備のプロを目指す資格
警備員検定とは正式に警備業務検定という名称で、
国家資格に含まれています。
警備員の仕事は、人の安全を守るという大きな役割があり、
この業務を遂行することは想像以上に大変なものです。
そのため警備の仕事は警備業法という法律によって厳密に定められており、
その内容に沿って適切に仕事を担当することになります。
警備員の種類
警備員といっても様々な種類が存在しており、
お店や遊園地などたくさんの人が集まる場所を担当するのが施設警備員、
工事現場などで交通整理を行なうのが交通誘導警備員、
現金輸送車の警備を行なうのが輸送警備員、
ボディガードとして身辺警護にあたるのが身辺警備員になります。
同じ警備員という立場でもそれぞれ仕事内容が異なるため、
専門性の高いスキルが求められます。
そのため警備員検定でもそれぞれの役割に応じて6種類の資格が存在しており、
各1級と2級が存在しています。
試験概要
警備員検定の2級については性別や学歴に関係無く受験資格が得られます。
誰でも挑戦できる資格になるので
今後警備の仕事に就きたいと考えている方は
積極的に取得を目指すことで就職が有利になると考えられます。
1級については2級に合格してから1年以上の該当する警備の
仕事に従事した実務経験が必須となりますので、
まずは2級合格を目指して経験を積んでから1級合格を目指すという流れになります。
検定試験は各都道府県の公安委員会が実施しており、学科と実技試験が行われています。
他にも登録されている講習機関が行っている特別講習の考査が行われる場合もあります。
いずれの試験も合格率は高めで、
講習については約9割で検定は7割の合格者が誕生しています。
各都道府県で随時実施されていますが、
申し込み窓口になるのは警備会社を通すことになります。
基本的に試験対策は独学でも問題ないとされており、
学科については自分の努力次第で合格レベルに達すると考えられます。
問題になるのは実技ですが、
事前に練習を重ねておけば決して難しいものではにないと言われています。
当日になって緊張のため本来の力が発揮できなかったという
結果にならないように、反復練習が大切です。
バッジについて
検定試験に合格すると資格を取得したことを示すQGバッジを着用できます。
裏面にはシリアルナンバーが記載されており
世界に一つだけのバッジであることを証明しています。
このバッジは国家資格である警備業務検定に合格しており、
警備員として相応しい実力を持っていることを証明するバッジですが、
自費で購入しなければいけません。
資格を持っている方は必ず着けなければいけないものではないため、
必ず取得しなくても問題はありませんが、
やはり警備員としての実力を持っていることを
証明するためにも取得しておいた方が良いでしょう。