秘書検定

秘書検定とは

就職や転職に有利な資格として、秘書検定も根強い人気があります。
大学生、特に短大生は、秘書検定を取得している方がとても多いようです。

秘書検定では、必要とされる資質や職務知識、一般常識などの能力を求められます。
また実技試験では、マナーや接遇、技能などを採点されます。

級は3級から2級、準1級、1級とあり、それぞれ難易度が高まっていきますが、
3級と2級は1次試験のみで合否の判定が行われ、2次試験は準1級からのみです。
1次試験に合格しないと、2次試験に進むことはできません。
受検資格は特になく、学歴なども関係無しで受検することができます。

秘書検定は、秘書になるために資格取得をする場合も多いですが、
社会人経験者は、一般常識を養うために受検する方が多いようです。

直接仕事に役立つわけではなくても、秘書検定を持っていることで、
社会人としての常識は習得できている、というアピールに繋がります。

よって、スキルアップで秘書検定を受ける方は非常とても多いです。
国家資格であることも、人気の理由かもしれません。

申し込みはインターネットから行うことができ、
インターネットがない場合は、提携している書店で申し込みを行えます。

受検費用は級が上がるごとに高くなっていき、
準1級2級は、一緒に受検することができます。
国家資格なだけあって、試験は全国で行われるので、
お近くの開場で受検できる可能性が高いのもポイント。

マイナーな資格だと、受検するために上京しなければならない場合もありますので、
受験会場がたくさんあるのは助かりますね。

秘書検定の学習については、公式テキストなどで学習することで
合格できるといわれていません。実技試験がある場合は、
あがってしまってうまく試験をこなせないと困るので、事前に何度も練習しておきましょう。
実技試験の前に、何か人前に立つ予定を入れておき、
緊張しないように予行練習するのもよいでしょう。

気になる実技試験は、以下の様な内容です。
ロールプレイングで受験者が表現したものを審査します。一つは報告、一つは応対です。

課題の指示に従って、上司役に報告を行います。所要時間は1、2分です。
そのくらいならなんとかなるかな、と思うかもしれませんが、
その短い間に失敗をしてしまったら、取り返す時間がありません。

やはり予行練習は必須です。
応対では、やはりロールプレイングで、課題の指示に従って来客応対をします。
こちらも所要時間は2分弱くらいだとのこと。

審査ポイント

審査のポイントは、態度や振る舞い、話し方、
言葉遣い、物腰などをチェックされます。

ちなみに、審査の対象はロールプレイングのときだけではなく、
面接室にいる間すべての態度や振る舞いが審査対象になるとのことなので、
ロールプレイングが終わったからって羽を伸ばし過ぎないように注意しましょう。

文部科学省のビジネス系検定のホームページに、
課題などがアップされていますので、参考にしてみてください。

秘書検定は、秘書を目指している方はもちろん、
来客応対をする仕事の方にも、とても役立つ資格です。

また仕事だけでなく、プライベートでも、
他人と接する時はどのような態度で接すると
印象がよいかということなどに活用できますので、
女性は持っておくとよいと思います。

学習についても、いかにも勉強というよりは、
マナーを学んでいる感覚で進めることが
できるので、他の難しい資格よりもかなり楽しく学べるのではないでしょうか。

1次試験は、問題の60%が成功していれば合格です。
合格率は30%以上とのことなので、比較的取得しやすい資格であるともいえます。

秘書検定については、独学で学ばれる方がほとんどですが、
スクールや通信教育も充実しています。

ただ、1次試験のみの級であれば、
独学でも十分合格できるといわれていますので、
まずはテキストを購入して、独学でもいけそうかチェックしてみましょう。

秘書検定を持っていても、実際の転職には訳に立たないという方もいらっしゃるようですが、
人事の仕事をしていて、秘書検定準1級を取得し、企業の社長秘書になった方も
いらっしゃるようですので、必ずしも転職に役立たないというわけではないようです。

秘書の仕事に就く場合は、その人が企業のキャラクターとマッチしているかというところも
判断基準になりますので、資格や経験だけで決定されるということでもないみたいですね。
秘書を目指している方は、あきらめないで頑張ってみてください。

秘書を目指しているという方でない場合は、秘書検定と合わせて、
就きたい仕事に直結している資格を習得すると、かなり採用率がアップします。

人柄をアピールする資格として秘書検定を、
業務を習得していることをアピールする資格として、専門性の高い仕事を取得しておけば、
いざ転職活動をすることになった場合の強い味方になりそうです。

今学生で、秘書検定を受ける機会がある方は、
早いうちにとってしまったほうがよいでしょう。

社会人になると、さらに勉強しなければならないことや、
取得しなければならない資格がどんどん出てきますので、
学習する時間があるうちに、取得できりう資格はどんどん取ってしまうのが得策です。

秘書検定においては、インターネット上でたくさんの情報を集めることができますので、
興味がある方は検索してみましょう。

秘書検定を取得して、転職や就職にどのように生かしたか、
などの体験談も、いろいろと見ることができて楽しいですよ。