産後ケアについて
妊娠すると女性の身体は大きく変化します。
その変化は体の中にも外にも起こり、子宮が大きくなり胎盤ができ、赤ちゃんが大きくなっていけばお腹もどんどん大きくなります。
体の変化も女性にとって非常に大きな負担となりますが、精神的な負担もあります。
女性ホルモンのバランスが大きく崩れるため、妊娠していない時には全くに気にならなかったことが気になったり、不安を感じて落ち込むことが多くなったり・・・精神的な問題も大きなものなのです。
赤ちゃんが生まれてからはさらに子宮が戻っていく体の変化、ホルモンバランスの変化、そして赤ちゃんが生まれたことによって生活が大きく変化しますので、心と体のケアが必要となってきます。
なかなか戻らない体型も心配ですし、赤ちゃんと二人きりの空間にも不安を感じます。
こうした産後の心と体のケアを行うのが産後ケアであり、この産後ケアを行う人を産後ケアリストと呼びます。
出産、子育ての環境など様々な事を包括的にケアする事が必要です。
産後ケアリストの仕組み
産後ケアリストは産後、女性が家庭の中で体をしっかり回復していくことができるように、家庭の中でのセルフケア、家族の協力について具体的にどのような事が必要なのか、悩みを解決するために存在します。
現代は再就職する方がほとんどで、赤ちゃんを産んでから体の準備を整えながら社会的にどのような復帰への活動を行えばいいのか、これをサポートするのも産後ケアリストの仕事です。
心と体への方カル的なアプローチが必要となるので、育児知識についてまた家庭の環境づくりについて深い知識が必要です。
こうした産後ケアリストになる事で医療機関で活躍したり、行政機関、また助産師施設やボランティアの活動としても活かすことができます。
産後ケアリストに必要な資格
産後ケアリストを職業として確立するために日本産後ケア協会が認定資格の取得ができる講座を開いています。
カリキュラムについては150名もの助産師、産後のママたちへの取材などを行い、出産後、女性たちが何に悩んでいるのか、徹底したリサーチのもとに作られています。
2級は産後ケア概要、産後のママたちの状態を把握するために必要な事を学び、1級ではさらに踏み込み、メンタルケア、育児補助などの実務ワークができる知識、技術を学びます。
1級を取得することで、助産院や医療機関、また行政機関などで活躍できる資格となります。
講座は日本産後ケア協会の1級、2級講座があり、講座費用とべつに認定料などもかかりますので、費用については日本産後ケア協会のホームページから確認してください。
講座申込みについてもここからできますので、内容をよくご確認の上申込みするかどうかを考えるといいでしょう。