介護事務

介護事務とは

介護の仕事をするには、
国家試験が必要なものや民間の団体が認定しているものなど数多くあります。

その中には、特に受験をする必要はないけれも、
知識を身に付けた方が仕事に役立つものもあり、
介護事務もその一つです。

主に高齢者施設などで、
介護報酬請求業務(レセプト作成)などの仕事をします。

介護事務は、民間で講座を行っているところもありますが、
通信教育でも受講できます。

その他には、実際の介護の仕事に役立つものとしては
「介護職員初任者研修」があります。

介護職員初任者研修は以前はホームヘルパー1級~3級と言われていたもので、
介護保険の改正により平成25年の4月から一元化されたものです。

改正前には学科の講義の他に、
施設での実習が義務付けられていましたが、
改正後は講義と演習のみとなり、実習は希望者のみとなりました。

介護職員初任者研修もスクールに通う方法と通信教育で学ぶ方法があります。
この研修は誰でも受けることができ、研修時間は130時間と定められています。

また、従来までのホームヘルパー1級と2級の研修課程を修了した人は、
介護職員初任者研修の修了者とみなされます。

この研修は、初めて介護の仕事をする人に人気の高い研修となっている上、
ほとんどの人が受けているようです。

介護の仕事には、社会福祉士や介護福祉士などの国家資格もあります。

社会福祉士の国家試験を受けるためには、いくつかの方法がありますが、
主に大学や短大などで、必要な科目を履修したあと、
実際に福祉の現場で相談や援助業務の実務経験が必要です。

試験の難易度

国家試験の難易度は高く、平成26年度の合格率は27.5%となっています。

介護福祉士の国家試験を受けるためには、
所定の養成機関に通う方法と、
実務経験を経てから受験する方法があります。

実務経験は従業期間が3年以上で従業日数が540日以上が必要です。

また、法改正により、
平成27年度からは実務経験と共に実務者研修を修了する必要があります。

その他には、介護保険制度後に導入された
「介護支援専門員」があり、ケアマネージャーとも呼ばれています。

介護支援専門員は受験するためには、
取得している資格に応じて5年から10年の実務経験が必要となります。

また、試験は各都道府県により実施されます。
合格後は登録・任用が必要ですが、
そのためには介護支援専門員実務研修の受講と、
受講後のレポート提出が必要となります。

登録は5年ごとの更新制度となっており、
5年ごとに所定の研修を受講する必要があります。

介護関連の仕事は今後需要が高まるといわれていますので、
仕事に活かしやすい資格として、介護事務の資格はとてもおすすめです。